ダイエットについて

リバウンドする理由は?ホメオスタシスと停滞期の関係

ダイエットをする方にはそれぞれダイエットをする理由があります。その理由は大きくわけると、「見た目の美しさと健康」ではないでしょうか。


太っていると言っても、身長とのバランスや太り具合など好きずきもあります。彼が、彼女が痩せた人が好きと言えば、自分では太っていないと思っていてもダイエットに励んでしまうでしょう。


また、周りは少しも太ってると思っていなくても、自分的に太っていると思えばやはりダイエットをしなければと思うわけです。


一方、健康のためダイエットをしている方は、体重を落とさなければならない何らかの不都合があるわけです。心臓に負担がかかってしまったり、足腰の負担を減らすために体重を落とす必要があるという方も多いのです。


アメリカなどでは、太っていると職場での評価が下がるというとてもシビアな話もあるようです。自分の体の管理ができていないということは、仕事も雑であるということに繋がるのだそうです。ですから、アメリカではダイエットをする理由として「職の安定のため」というのが加わります。近い将来、そんな考え方が日本にも上陸するのではないかと心配です。


リバウンドする理由「ホメオスタシスと停滞期」


成人女性のほとんどが、一度はダイエットに挑戦したことがあると言われますが、同じくらいの確率でリバウンドも経験しているというデータがあるのだそうです。


ダイエットが高い確率で成功しないのはなぜでしょう。


「ホメオスタシスと停滞期」
食事制限でダイエットを始めると、体重がガクンと落ちますが、ある時期になると体重の減少が進まなくなります。これを「停滞期」といって、約1ヶ月ほど続く場合があります。食事制限をすると少ないエネルギーで体の機能を維持するホメオスタシスという機能にスイッチが入るため体重が落ちなくなるのです。


体重が減らないので、ダイエットを止めて食事制限も止めてしまっても、ホメオスタシスの機能はしばらく継続するためリバウンドしたり、前より体重が増えてしまうということになります。


リバウンドする理由「レプチンの量と満腹感」


レプチン、聞きなれない言葉ですが、脂肪が吸収されることで分泌されるホルモンの一種です。レプチンが満腹であることを脳に伝えるので、食べることを止めることができます。ですからレプチンをうまく利用することができれば、食欲を抑えて食べ過ぎを防ぐことができます。


逆にレプチンを上手にコントロールできない人が太りやすいと言えます。レプチンはエネルギーの消費を助ける働きもあるので、うまく利用すればダイエットにもなります。レプチンは食事を始めて20分後くらいから働き出すといわれていますから、なるべくゆっくり食事をすることを心がけることがポイントです。


ダイエットをして、食事制限をするとレプチンの分泌量が減ります。停滞期に入ってダイエットを中断したり、止めたりして食事の量を元に戻した場合、レプチンの量も変化しますが、適正量に戻るために1ヶ月くらいかかります。


レプチンの量が少ないと満腹感を得ることができないため、食べ過ぎてしまいます。なので、この1ヶ月くらいの間にリバウンドしてしまうのです。


ダイエットの危険性


いろいろなダイエットを繰り返している方がいますが、そんなに太っていないのに常にダイエットをしていないと不安になって体重の増減などおかまいなしにダイエットをする「ダイエット依存症」の方がいます。


ダイエットもここまで来ると"心と体の病気"ということですが、進行すると「拒食症」になってしまい、命の危険さえ出てきます。


また、食事制限などのダイエットで体重が減少すると、体脂肪だけでなく、筋肉も一緒に減少します。ところがリバウンドすると体重は増えても筋肉は減ったままです。つまり体脂肪は増えても筋肉量は少ないままということになります。


ですからリバウンドを繰り返していると、どんどん体脂肪だけが増えて太りやすい体質ができあがってしまいます。それは、成人病にかかりやすい体質になってしまうということでもあります。


リバウンドしやすいダイエットの典型は、ノンカロリーあるいは低カロリーの食品だけを食べる方法です。豆腐だけとかコンニャクだけ、リンゴだけなどの単一の食品だけを食べるダイエットです。この方法は確かに一時的に体重は減少しますが、一生それだけで生きていけるわけではありません。


また、長く続けると体力がなくなり、お肌や髪がボロボロになります。ダイエットは長いスパンで行い、栄養バランスを考えて行うことが大切です。